質屋のスタッフブログ
2020年06月18日
こんにちは。鴫原質店の弟さんです。
本日(6月18日)はオーデマピゲのロイヤルオークコマ詰めのご依頼を受けましたのでご紹介。
この腕時計様の新品定価は308万円。
型番は「26331ST.00.1220ST.02」
でも中古での販売価格は定価を超える330万円位を維持しており、はっきり言いまして中古市場に物がございません。インターネットの各ショッピングモールで確認できる在庫は5件のみですが、全てが定価を越えております。
何故か……それは新品在庫が無いからです。こちらの時計をお持ち込み頂いたお客様も、新品での購入を検討しましたが、正規代理店では30人待ちだという事で、いつになるか分からない現状とこの時計が欲しいという理由から、非常に状態の良い中古を定価越えの価格で購入したという事でした。
コマの調整はもちろん受けさせて頂きましたが、最初にネジ山をルーペで確認したところ、2か所以外はネジ山に変形が見られます。この画像をお客様に最初にお見せし現状の確認をして頂きます。決して私はやっていないという証拠写真ですね。厚みや幅があっていないドライバーで回すと、ほとんどの場合このようになってしまいます。(詳しくはこちらを参照)
ドライバーを適正な幅に合わせてから(削ってから)、まずはネジを外してみました。だって触ったこともないお品物なので分かるはずもありません。最初はネジとピンの一体型を想像していましたが、ネジだけポロリと取れてしまいます。独立したピンが入っているようですね。
反対側を見るとピンの頭が見えるので、そちらから先の細いもので中のピンを押してみたところ
このようなピンが簡単に取れました。このピンが外に出ないように、ネジで蓋をするという構造ですね!
お客様のお品物なので勝手にブログとかに掲載できるものでもないですが、コマ調整を無料でする代わりに、ブログに載せていいという許可を得て撮らせて頂きました。ありがとうございます。一応WINWINの関係ってやつです。でもいつものようにマクロレンズで撮影すると時間がかかるので、携帯電話で撮影した画像です。なので少し荒い画像になってしまいました。
正直言って、なかなか手に取って見れるようなお品物ではありません。また、いじらせて頂けるなんてとても光栄な事ですね。まぁ~、コマ調整する為にドライバーをガリガリ何度も数分かけて削ってネジをいじるお店なんて、あまりないので信用して頂いているのかもしれません。
今回は時計の紹介と、そのパーツの紹介でした。
しっかし、300万円の時計を30人もの予約で新品が買えないって、世の中景気がいいのかもしれませんね。驚きの一言です。
2020年06月15日
鴫原質店の弟さんです。
6月14日の休日日記です。
天気予報によると午後から雨が降るということなので、朝早くから子供達とお出かけです。この日の行き先は海岸公園冒険広場でした。朝早いからなのか、それとも皆が外出する事を避けているのかは分かりませんが、園内はとても静かなものです。市や県のこのような施設は、コロナウィルス拡大防止を目的にしばらくの間閉園しておりましたが、色々と対策をしながら開園するところが殆どとなっております。こちらの対応は、駐車場のスペースを半分にし、絶対的な入場数を半分にするという非常に効果的なことをしております。昼ぐらいに見た時は、駐車場へ入る列がとても長く、どのくらいの時間を待つことになるのか想像できない状況です。だって、誰かが帰らないと入れないのですから。
その他にもボールなどの遊具の貸出はやっておらず、また子供たちが密集することになる一部の遊具が使用禁止になっております。ふわふわドームと呼ばれるこの遊具は、ゴム製のトランポリンのようなものですが、休日は空気が抜かれて使えなくなっていました(平日のみ運用と書いておりました)。
遊具の貸出は行っていないとホームページで見てたので、家からマイボールを持参です。ボールをもっていないと遊べないので、バスケコートを貸し切り状態て遊べました。最近長男がバスケを楽しんでいるので、私も強制的にやらされてます。私も子供も玉遊び程度のレベルなので、バスケというにはほど遠い状況ですが、楽しんで体を動かすことはとてもいい事です。
また、滑り台などの遊具は使用可能です。一般的になりつつある「2メートルの距離」という注意事項はしっかりと書いてありますが、小さな子供達はそんなものはお構いなし。叱ったって注意したって怒ったって大声で叫んだって‥‥‥無理でしょ!遊んでるんだから(笑)。
画像でも分かりますがマスクをして遊んでおります。30度近い気温の中でマスクをして走り回るという行動が、子供達にとってどれだけ危険なことかは親がしっかりと理解して対応する必要があります。施設側にはソーシャルディスタンスやマスクエチケットももちろん重要ですが、この行為のリスクを皆に伝えて欲しいものですね。そんな理由もあり、2時間程度の短い滞在でしたが帰路につきます。私も汗だくでいい感じの疲労感でした。こんな状態で飲むビールはとても美味しい!と大人の方なら共感頂けるはず。帰って昼のみ決定ですね!
もうすぐ東北でも梅雨入りの季節です。雨が降ると行動が限られるので、休日の時はできるだけ夏らしい晴天に恵まれて欲しいものです。来週はどこに連れて行こうかしら(笑)と月曜日から考えてしまいます。
2020年06月12日
鴫原質店の弟さんです。
今日は社長夫人がハマっているプランターのお話。
最近、外から怪しい虫を見つけては、意味も分からず喜んでいる姿を見ていたので教えてもらいました。
【注意!この下から虫の拡大画像がでます!】
苦手な人は見ない方がいいかも‥‥。
どこにいるのかは知りませんが、この店の回りにもこんな虫が沢山いるそうです。この虫を見つけては、プランターに放して意気込んでおりました。話を詳しく聞くと、これはテントウムシの幼虫でミナテントウという生物らしい。
プランターの一部には、この幼虫がふ化した残骸が沢山あります。色が変化して脱皮して、そしてテントウムシの姿へと変化していくらしい。
そして誰もが見たことのあるテントウムシがプランターに何匹もおります。きっと沢山のテントウムシがここで成虫になってきたのでしょう。何故テントウムシ?と思いますよね。私も思いました。
葉っぱをよく見ると点のように小さな生き物がこれまた沢山います。小学校の理科で勉強したはずの、アブラムシという生物らしい(一応記憶にあります)。実はこのテントウムシがアブラムシを好んで捕食するらしく、幼虫の時は1日に20匹、成虫になると100匹ものアブラムシを食べてしまうそうです。
少し見物していると面白いものを見ることができました。テントウムシがゆっくりと動いていたところで、目の前のアブラムシを捕まえました。小さいのでよく見えませんでしたが、狩りをするという感じではなく、その場にいた虫に噛みついた感じだと思います。そしてまた、アブラムシがどのような生態なのか知りませんが逃げる気配は全くなく、それどころか仲間が食べられている横をすたすた通り過ぎます。この虫に何かしらの意識があるのかとても興味深いですね。しかし、とんでもない数のアブラムシが画像の中でも確認できます。一体どんな生体なんだろう?。
このお食事中のテントウムシさんをルーペで見物です。10分くらいでアブラムシの半分くらいを食べております。とてつもなく食事の遅い生物のようです。100匹も食べるという事は、きっと一日中食事をしているのでしょうか‥‥‥‥。そんなに体に入るとは思えないのだが実際はどうなんでしょうか。誰か知っていたら教えて下さい。
アブラムシの増加速度は知りませんが、植物にとって害虫であるこの生物を捕食してくれるテントウムシさんって、とっても偉いですね。そりゃ農園の持ち主は大喜びのはずです。まさに畑の守護神になっていますから。でもアブラムシってどこから生まれてくるのでしょう?これまた知っている人がおりましたらご教授下さい。
テントウムシは夜になると光に集まる習性があるようで、店の窓ガラスに引っ付いていることがあります。昨日(6月11日)の閉店時、社長夫人の命により社長自らがテントウムシを捕獲しプランターへ運んでおりました。少しだけ笑ってしまいます。
少し目をそらすと知らない事はとっても沢山あり、新しい事を知ると少しだけ楽しくなりますよね。きっと皆さまの回りでも、このアブラムシとテントウムシの戦いがあるはずです。見ようとしなければ絶対に見ることはできないだけかもしれません。
こんなことをしているくらいなら仕事しろ!とか言われそうですが、ちょっと紹介したくなり書いてみました。作業ばかりが仕事ではありませんし、もしかしたらこのアブラムシの知識でお客様と話が盛り上がるかもしれませんしね。今日もとてもよいお天気で熱くなりそうですが、ぼちぼちとお仕事を頑張ります。