鴫原質店の弟さんです。
金相場がとても高いので貴金属の買取が先月からとても増えております。
最初に書いちゃいます。金の買取は鴫原質店まで!お見積は無料です!
さて、本日は先日売って頂いた金貨のご紹介。
南アフリカ共和国造幣局発行のクルーガーランド金貨です。
表面にはトランスヴァール共和国の元大統領ポール・クリューガーの肖像。
裏面にはアンテロープの一種であるスプリングボック。
そして一番の特徴はこの刻印!
FINE GOLDとしっかり描いてあるのに金品位は22金。約91.7&の金と残りが銅の混合金貨となっております。クルーガーランド金貨には1オンスと2分の1オンス、4分の1オンスと10分の1オンスの4種類の重さの物が存在しますが、どれも全て品位は22金です。
今でこそインターネットで簡単に物を調べることができるようになった時代で、このコインが22金であることなどは簡単に調べることができると思います。ですが、私がこの仕事を始めたころはそんな情報ことなど分かるはずもありません。
そして実は、私はこの金貨を24金として買った経験があります!
そんな失敗から地金屋さんに相談してコイン年間の資料をコピーしてもらい、今でも重宝して使っています。金性の刻印があるコインでもこのように品位が少ないものもあれば、金性の記載が全くないものもあります。24金なのか22金なのか、はたまた21.6金なのかなど、そこの部分を見誤ると見積金額が大きく変わってくるので品位の特定はとても重要なことですね。またインターネットで調べるより実はこの紙を見る方が早いです。コインの直径ごとに並んでいるので、コインの名前が分からないときなどは絵柄でコイン名を簡単に見つけることができます。
なんか書いてて思ってしまったことがあります。
(いっつも話が急転するのは私の思考回路の癖でございます)
前々回のブログで日本の造幣局発行の金貨を壊すと罪になる旨記載しましたが(この記事)、これも南アフリカの貨幣のようですね。考えてみれば、イギリスのソブリン金貨やカナダのメープルリーフ金貨など、いままで海外の貨幣(金貨)を繰り返し地金屋さんに売ってきました。地金屋さんが買うという事はきっと今頃は溶かされてどこかのインゴットの一部になっているのでしょう。それって、もしかしたら発行元の国の法律に違反しているのではないかなどと感じてしまいました。
仮に日本の金貨を海外にもっていった場合、海外の地金屋さんは日本の金貨を買うのか買わないのかとても興味があります。日本国外で日本の金貨を叩き壊したら罪になるのでしょうか?日本人がやると罪になるのか?それとも海外でやれば大丈夫なのか?外国人がやっらたどうなるのか?法律に詳しい方がいたら是非教えてください。例えどうであろうとも私は日本の法律をしっかり守りますが、何となく気になった次第です。
普段は全く疑問に思わないのに、何故か文面で書いていると不思議と色々考えてしまいますね。
本日は以上です。