質屋のスタッフブログ
2021年04月15日
鴫原質店の弟さんです。
今月の質流品にROLEXのヨットマスター(Ref 16622)がありました。今回はその付属品について感じたことがあり、そのまま書いていきます。
2006年製造(Z番)のこの子には、当時の紙の保証書が付属します。右下の欄には販売店名とお客様住所にお名前、そして販売日がしっかりと印字されています。日本の正規代理店で購入すると、このように印刷にて明記されていたものが殆どだったような気がします。
日本の正規代理店と書きましたが、この時代の保証書は今とは異なり、なんと国によって少し違いました。赤丸で囲った部分は保証書を発行した国番号で「410」は日本である事を表します。日本の保証書は色々と印刷されていますが、他の国の保証書だと「ハンコ」が押してあるだけとか、ボールペンで文字を書くだけとか、最悪すべてが空白とか、色々なケースがあったように思います。今では考えられないことで、少し笑えます。
以前何かで取り上げた記憶がありますが、この保証書にはこんな特徴が。印刷された王冠マークが紫外線に反応します。光る部分と光らない部分があり、一応「保証書自体の真贋判定」の一つのポイントにもできますね。ちなみに、この紙の保証書をカラープリントした印刷物を何度か見てきました。これも今思えば笑える思い出です。
付属品に少し珍しいものが。保証書の左下にフランス語で書かれた文面の日本語訳です。正規代理店で購入したものだからこそついている珍しい物かも。15年前は当たり前のものでも、今現在ではみる事が少なくなったのでそう感じました。そもそもにして不要なものなので、捨ててしまった方が多いのではないかな。
個人的にどうしても触れたいのはこれ。普段折りたたんで保管する保証書の為、中央から上下に分けて印刷向きが違います。これいつみても「変じゃない?」と思うのは私だけなのかな?。
もう一つだけ突っ込みたい事が‥‥‥(許して!)。この時期のロレックスのクラスプはとても薄い造りになっています。そして長い事普段使いしていくと、この板のようなクラスプが変形して、バックルの開閉が緩くなる症状がでてくることもありました。
そして最後に、この子についていたもう一つの付属品の一部を!。他社の中古屋さんの説明書がついており、中古品で購入した事が判明します。その中古屋さんの取説に先程のクラスプの「直し方」が明記されていました。こんなこと書いていいのかな(笑)。因みにこの調整方法は、当店の社長の方が私よりずっと上手です。本当にずっと前から何も考えずにやってますが、壊れたことは一度もありません。ただ、一般公開しようと考えたことがないので、少しだけ笑ってしまいました。だって力ずくで曲げるだけなので、修理とか調整と言っていいものかどうか。
ロレックスの紙の保証書はこの頃を最後に姿を消します。確か2007年くらいからですが、世界でデザインが統一されたカードタイプになっていくからです。「紙の保証書」なんて昔は当たり前の事で気にも留めませんでしたが、最近では数が少なくなってきたように感じます。現状でそんなに珍しいものではありませんが、当時の付属品が複数あったり楽しかったので取り上げてみました。
本日は以上でございます。
2021年04月12日
鴫原質店の弟さんです。
今回は4月11日の休日日記。スポーツ少年団が蔓延防止法の影響で休止中の為、送迎の時間制約が無いこともあり、いつもより少し遠出をしてきました。訪問先は宮城県黒川郡大衡村にある万葉クリエートパーク(オフィシャルHPはこちら)。
昔からたまに遊びに来ている施設ですが、今回は多分3年ぶりかな。ここにくる主な目的は、山の斜面に豪快に人工芝を敷き詰めたソリ場で遊ぶこと。
敷地内でソリのレンタルや販売も行っており、手ぶらで行っても楽しめます。販売金額は1,000円、レンタルは400円ですが、「無くした」とかになるのが嫌なので2つ購入し、その場でマジックでサインを書きます。皆が同じようなソリだし、これなら一目瞭然でしょ。
この日は久しぶりに息子さんもご一緒で皆で遊びます。このソリだけで2時間位遊んだかな。滑って登るの繰り返しで、相当な体力を使います。凄くどうでもいい事ですが、ソリの乗り方にも技術があるようで、同時にスタートしてもチビが乗るソリがドンドンと加速し、結構な差がつきます。重い方がスピードが出ると思うのですが、重心とか何かしらの技術があるのかも。私も10回ほど二人乗りで滑りましたが、なかなか楽しいものです。ただ腰への負担がとても厳しいものがありました‥‥(←老人ですから)。
こちらの施設では山の斜面を活用した、しかも整備状況がとても良いアスレチックがあります。といってもチビ助には、危なっかしくて触れるものは少ないかな。上の子にとってもハードルがかなり高く、高低差があり安全性は少し低いかも。でもこの構成って昔から変わってなく、10年以上前、長女はこれらをやってたので、運動神経や危機管理意識の違いなのかもしれません。いい意味で言えば慎重だし、悪い言い方をすればビビりってところか。
隣接した場所には「昭和万葉の森」という植物が豊富な森林があります。その一部の「四季彩苑」という場所では、水面に色々な生き物がいるようでした。網を使って虫かごに生き物を集めていた子供達を傍観してましたが、大きなものではザリガニも取れていたようです。とても楽しいそうな遊びですね。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。色々な遊びがあるので、気が付いたら数時間が過ぎていたという感じでした。そして15時を過ぎたころに、子供達が空腹により動きを止めます。朝食から何も食べずに動き続ければ、へばって当然です。近場のコンビニで食べ物を買って場所を移動しました。目的地は4号線から見えたお城のような場所(車で5分くらいの近場です)。大衡城跡と書かれた看板があり、鳥居をくぐるとお城への道が整備されています。
「お腹減った~」と文句ばかり言っていた子供達ですが、この雰囲気に活気づきどんどんと階段を登っていきます。神聖な感じがありとても素敵な場所でした。桜の花びらや竹林、そして開けた展望、お城への期待感で子供達も元気がでたようです。そして階段を登りきると目的の建物と看板がありました。「民族資料館」と「青年交流館」との記載があります。地域のコミュニティのような役割でも使用されているのでしょうか?。
少し長い道のりでしたが、辿り着いた価値は十分すぎるほどありました!。桜の木の下のベンチに座り、念願のお食事開始です。コンビニで買った些細なものですがとても美味しかった。暖かい日差しと目の前の展望、そしてささやかな風が心を豊かにしてくれます。
遠目から見た時にお城に見えるこの建物、実は一部の屋根だけがお城のような形で、その他は普通のお家のような建物でした。それだけがちょっと残念。大衡城に関しての説明書きがあったので簡潔にまとめると、1544年に大平治部大輔宗氏により築城され、1590年、豊臣氏により領地没収そして廃城となったとのこと。長年宮城県で生きてますが、大衡村にお城があったことを知りませんでした。また来たいと思える場所を見つけられて良かったです。
その後16時を少し過ぎたところで帰路につきます。大衡村は仙台市から40キロちょっと、バイパスを車で走って1時間位かかります。高速道路のインターがすぐ近くにあり、お金を払えば15分くらいの短縮になろうかと。車を走らせてすぐ、子供達は爆睡状態だったので、のんびりと下道で帰ってきました。最近は運動不足を心配しているので、とてもいい一日を過ごせたと思います。
本日は以上でございます。
2021年04月08日
鴫原質店の弟さんです。
午前中にご来店頂いたお客様に、状態の良いバッグをいくつか買って頂きました。以前もご来店頂いた方ですが、「これ頂きます」「これも頂きます」×数回が続き、あっという間のご購入。お話を聞くとアメリカへ輸出するという事です。
おかげで店内はスカスカ。お支払いは全て現金、そして値引き交渉が一切ないスマートなお買い物なので本当にありがたい!!(感謝)。展示期間が2~3年のものが半数以上あり、今まで多くのバイヤーさんが見ている品物なので安くはないはずですが…‥。販売力の差なのかな?、それとも円安に振れたことも影響してるのか?。
今現在お店のショーケースはガラガラですが、色々な作業を終えたバッグが複数あったので丁度良かった。週末にでも空いたスペースに展示していきたいと思います。
海外相場に吊られ、多くの品物が値上がりを続けておりますが、大幅な円高にでもならない限り日本国内の品物が無くなるまで続きそうな予感がします。こんな状況下で、「私たちは数年後に一体何を店頭で販売しているのだろう?」と最近よく考えます。本日のお客様は「モノグラムの状態の良い物が国内からなくなるまで続く」と話しておりましたが、はたしてどうなっていくのでしょう…‥‥‥。販売価格の設定は今後ますます難しくなっていきそうですね。
本日は以上でございます。