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令和5年2月のルイヴィトン価格改定

鴫原質店の弟さんです。

2月4日の朝、何となくルイヴィトンのホームページを見てみたら何の前触れもなく定価が上がっていた事に気づきました。1月は数多くのブランドメーカーが値上げを発表してましたが、やっぱりルイヴィトンもか~と思った瞬間です。

取り合えず当社ホームページで販売している未使用のルイヴィトン製品の価格を修正しました。まだ売れてない状況から察するに情報認知が早かったと思われます。当社で販売してるルイヴィトンのネオノエの画像塩ビのバッグだと全体的に7千円程度の値上げがされているようで、当店での買取値段もそれに合わせてスライドする為、売値もそのままスライドさせます。現状で売れてないのに値上をするというのは心境的には少し複雑。

上の画像のバッグ(ネオノエ)を含め、当店で扱う頻度が高い3つの製品の3年間の値上がり率を意味もなく確認してみました。3年間の値上がり推移ネオノエさんは毎年10%程度の値上がりなのね。それでも買う人がいるという事は、世界的にみてブランド品需要の高さが想像できます。国内でもルイヴィトンショップはいつも混みあってるとお客様から聞きますが、国内需要ってどうなんだろう・・・。

特に目を引くのがネバーフル様。ネヴァーフルPMの写真3年間で143%も値上がりしているこの子は恐らく人気者なのだろう。当店で展示してあるこのバッグの値段は据え置いてますが、相場の変動に合わせて変更しているので、暫くは様子見かな。海外需要に引っ張られた期間が長かったけど、その勢いも落ち着きつつあるので、今後どうなっていくのかかなり不透明な状況です。

前もこんな事書いた記憶がありますが、このバッグが登場したのは2008年の事。昔のネバーフルの定価当時の定価は6万8千円(+税)で、為替やマイナーチェンジやブランド地位向上などの色々な要因があるにせよ、現在の定価である¥236,500が不思議な価格に思えるのは私だけでしょうか・・・。日常生活に必死な私には理解不能な価格帯で、仕事以外では今後も縁がなさそうかな。

デフレ経済にドップリ浸かった経済観念が故に、何もかもが値上がりするという最近のインフレ傾向に大きな抵抗感を認識していますが、今後は何がどこまで、そしていつまで値上がりするのか一向に不透明な状況です。質屋という商売上、ブランド品の値上げは仕事面でプラスに働きますが、生活必需品の値上がりは私生活に大きく影響し、国策とも思われるインフレ誘導は果たしていつまで続くのか。物価は来年落ち着くという予想(←日本銀行が発信してます)もありますが、本当にそうであって欲しいところです。物価上昇の次は金利上昇も控えており、その点も生活に大きく影響してくるので、仕事の上でも生活の上でも情報収集が大切だな~と思っています。

本日は以上でございます。

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