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1988年発行 青函トンネル開通記念 公式メダル

鴫原質店の弟さんです。

個人的に大好きな松本徽章工業さんの品物がありましたので記録用にさらりと取り上げます。JR青函トンネル開通記念メダル2セットこちらは青函トンネル開通を記念して、JRさんと松本徽章工業株式会社が提携して発行された記念メダルセット。しかも同じものを2セット(笑)譲って頂きました。発行年は青函トンネルが開通した1988年です。

せっかく2つもあるので並べて表裏を撮ってみた!。記念メダル2セットで表裏を撮影した画像この画像の風景って物凄く珍しいはずだけど、大体の人には興味がないと思われ(哀)、はしゃいでるのは本人(私)だけだと容易に想像できてしまいます。尚、4枚で40万を軽く超える金属的価値があるので、個人的にこれにお金を払おうとは思えないかも。

品物の説明書きがあったのでそのまま使用させて頂きます。記念メダルの説明書純金製と純銀製のセット販売数は5,000個らしく、そのうち2つが目の前にあるようです。鉄道ファンはとても多いので、よく2つも手に入ったな~と思ってしまいました。

それでは純金メダルの表面から見てみましょう。金メダルの表面流石は松本徽章工業様!。このブログで何度か取り上げてきましたが、どれを見ても描写が凄いんだよな。光の反射角度とかで影が見えたりするのもステキだよね。

裏面には北海道と青森県の地図に鉄道の路線が描かれてます。金メダルの裏面青函トンネルって通った事ないけど53.85Kmもあるんだね。しかも35年前に海の下にトンネルを創ったのだから凄い話だ。3連休さえ年に数回しかない私が青函トンネルを利用するチャンスがあるのかは知りませんが、生きているうちに一度は見てみたいかな。

デザインは同じでも純銀のメダルは大きいので大迫力。銀メダルの迫力ある描写「はつかり」という文字もしっかりと確認できて、細部の描写を楽しめます。直径は55ミリで重さは100グラムなので、持った感じもズシって感じ。

松本徽章工業さんで造られた品物は、その厚みを活かした高低差が大きな特徴です。銀メダルの凹凸を定規で計る画像正面から見ると平面ですが、横から見ると数ミリ単位で高低差があり、それがより立体的な描写を成立させてます。画像は所詮2次元ではありますが、少しでも立体感が伝わればと定規をおいてみました。

金や銀を使用した記念品はとても多くあると思いますが、天皇陛下や大きな企業とのタイアップだと松本徽章工業さまの作品である事が多いように思えます。松本徽章工業の色紙もちろん全部見てるわけではないから、なんとも言えないけど、左上のロゴが刻印された品物を見ると毎度観察してしまいます。創業明治30年の信頼と歴史は凄いに違いない。色々なものを造る会社様なので、ご興味があれば公式ページもご覧ください。(こちら

私は鉄道についての知識と熱がないので、どちらかというとメダルの造りや構造に目が行ってしまいますが、これを譲って頂いたお客様から別の品物もお譲り頂いております。それは同じく1988年に開通した瀬戸大橋開通記念メダルですが、青函トンネルも瀬戸大橋も、こんな凄い建設物を同時期に造ってたんだから、本当に景気が良かったんでしょうね。尚、1988年はバブル景気真っただ中で、株価や不動産や個人資産が急増し、人々が今までにない好景気を実感した年だったそうです。時代背景なども空想すると、とても興味深い建設物だと思えました。一体どれだけの雇用が創出されたんだろうね。凄いの一言です。

本日は以上でございます。

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